フィッチが維持=Aマイナス マレーシアに対する格付け
格付け会社のフィッチ・レーティングスはマレーシアの外貨建て長期ソブリン債券に対する格付けのAマイナスを維持。また中期的見通しの「安定的」も維持した。
マレーシア経済はこの先、いくらか減速するとフィッチは予想。通年の成長予想を4・4%とした。
フィッチによると、個人消費は堅調に推移する。公共投資は凍結事業の再交渉、再開で今後数年、増加が見込めるという。
政権の安定性について、一般国民の評価が急落したと指摘。94歳になったマハティール・モハマド首相の後継者、引き継ぎ時期は依然、予測がつかない。こうした状況を背景に政府は今年度、歳出を増額する可能性があるという。
大きな変化としてフィッチは、全ての公共事業で入札が行われるようになったことを取り上げた。透明性が高まり、事業費の低下にもなるという。【アジアインフォネット7月22日付】
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