
【経済統計】マレーシアの貿易収支、23年連続の黒字に-2021/02/14
マレーシア外国貿易開発公社(MATRADE)が発表した2020年の貿易収支は1847・9億リンギの黒字となり、前年と比べ黒字額が26・9%増えた。貿易黒字は23年連続で金額ベースでは過去最高となる。
世界各国がコロナ禍で喘ぐ中、輸出、輸入ともに前年から減少した。輸出高は前年比1・4%減の9809・9億。一方、輸入高は前年から6・3%減って7961・9億リンギにとどまった。これらを合わせた貿易高は1兆7771・8億リンギで、3・6%減っている。
輸出先は中国が最大で、次いでシンガポール、米国、香港、日本の順となっている。日本向け輸出は前年より6・5%減っているが、6年連続で4位となった。
輸入先も中国が最大。次いでシンガポール、米国、日本、台湾となっている。日本向け輸入は前年より4%減った。
輸出を品目別でみると、マレーシアの輸出を支える電気・電子(E&E)が2527・8億リンギで最も多い。次いで化学製品と石油精製製品が続いた。