上半期の輸出高、0・2%減 貿易額全体も減少に
マレーシア外国貿易開発公社(MATRADE)の発表(速報値)によると、2019年上半期の輸出高は4815・3億リンギで、前年同期比で0・2%減少した。
輸入高は4144・2億リンギで、同1・8%のマイナスとなった。貿易額全体は8959・5億リンギで、同1・0%減少した。貿易収支は671・0億リンギの黒字で、同10・9%増加した。
6月の輸出高は761・7億リンギとなり、前年同月比で3・1%、前月比で9・5%それぞれ減少した。輸入高は659・1億リンギとなり、前年同月比で9・2%、前月比で12・2%のそれぞれマイナス。貿易高は1420・8億リンギで、前年同期比6・0%、前月比10・8%それぞれ減った。貿易収支は102・6億リンギの黒字で、260カ月連続。前年同期比で71・0%、前月比で13・1%のそれぞれプラスとなった。
6月の輸出先を国・地域別で見ると、シンガポールがトップとなり、2〜5位は中国、米国、香港、日本の順。日本への輸出額は45・1億リンギで前年同月比で13・5%減少した。原油やプラスチック製品、石油製品、機械部品、宝飾品が増加したが、液化天然ガス(LNG)や木材製品、金属製品が減少したことが響いた。トップだったシンガポール向け輸出は前年同月比で0・9%減少した。2位の中国は12・0%のマイナス、3位の米国は8・8%のプラスとなった。
品目別では、電子・電気(E&E)が280・8億リンギでトップ。これに精油製品、化学製品が続いた。
輸入は、国・地域別で中国、シンガポール、米国、日本、台湾の順。日本は51・0億リンギで、前年同月比で7・1%減少した。品目別では、E&Eが189・9億リンギでトップ。これに精油製品、化学製品が続いた。【アジアインフォネット8月5日付】