「5年で200店舗に拡大」 回転寿司の「すし金」、モール外へも進出
マレーシア全土で回転寿司チェーンを運営するすし金(Sushi King)は向こう5年間にさらに65店舗を新規開業する計画を打ち出している。この目標達成に向け、同社は5000万リンギの資本投下を行う構えだ。7月3日付ニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。
現在、すし金のチェーン網は135店を数える。店舗は主に国内の主要都市にあるショッピングモールに設けられている。今後はモールのほか、半島の南北を結ぶ高速道路を運営する
PLUSなどとも提携、サービスエリアへの店舗展開を目指す。
現在、レストラン業界はネットによる出前サービスに押され気味で、モール等に出かける人々も減っているが、すし金は適切な出店場所を見つけ、そこへ進出するという。
同社は昨年10月、クアラルンプール国際空港の格安航空ターミナルであるKLIA2に出店したほか、今年1月にはサラワク州ミリにあるシェルのガソリンスタンド、セランゴール州ラワンの高速道路サービスエリアにそれぞれ新規店舗を開いた。
すし金は2017年にマレーシアイスラム開発局(JAKIM)からハラル認証を取得。現在までに同社ネット
ワークの大半(125店舗)が認証を受けている。
すし金は創業者の小西史彦氏が1995年に開業。マレーシア全土に回転寿司を広めた。食品加工やプラスチック樹脂などの工業製品を手掛ける地場複合企業テクスケム・リソーセズの子会社となっている。