「試作車がすでに完成」 首相、第3の国民車めぐり
マハティール・モハマド首相は、「第3の国民車」についてすでに試作車が完成しており、投資家を待っている段階だと明らかにした。
最新版・「国家自動車政策(NAP)2020」発表に立ち会ったマハティール首相は、政府としては「第3の国民車」に投資するつもりがないため、先見性のある投資家を招聘すると言明。試作車はまだ一般公開しないと述べた。一方で、NAP2020の下で既存の国民車メーカー3社(四輪車のプロトン&プロドゥア、二輪車のモデナス)の支援を続けると述べた。
また永年議論の的となっている、輸入許可証(AP)制度は品質を保証する必要があるとして維持すると述べた。
マハティール首相は、NAP2020の下で研究開発に注力し、最新技術を組み合わせて国内および世界市場における国民車の競争力を高めると言明。特に自動車工学の分野で新たな技術を持った技術労働者の育成を進めると述べた。
その上で、NAP2020が自動車の上流および下流の産業をサポートし、鉄鋼、プラスチック、ゴム、石油化学製品などの関連材料の需要を創出することで、国の経済発展に大きく貢献することが期待されると述べた。【アジアインフォネット2月24日付】