「電気クラゲ」ビーチで発見 東海岸の4カ所で
トレンガヌ州漁業局は2月22日、州内4つのビーチで猛毒のクラゲ「カツオノエボシ」が発見されたと明らかにした。東海岸ではモンスーンの季節が終わり、海や海岸で遊ぶ人が増えることから、これらのビーチでは利用を控えるよう呼び掛けている。
このクラゲはマラン郡のプラウ・クカブ・ビーチでまず発見され、続いてクアラ・トレンガヌのブトゥ・ブスック、セイトゥ郡のリュー10、ブスット郡のブキット・クルアンの各ビーチでも見つかったという。
「カツオノエボシ」は別名電気クラゲとも呼ばれるもので、触れると毒針を発して強烈な痛みを覚える。触れた部分は炎症を起こして腫れ上がって長時間にわたって痛みが続き、死亡する事例もある。このクラゲは触手が10メートルと長く、体は青みがかっているので、海上からでは見分けがつかない。海岸に打ち上げられたものでも毒針を発射するので触ってはいけないという。
同局は発見されたビーチには危険を示す掲示や旗を設置して近づかないよう注意を喚起している。