サバ州東海岸沖で誘拐事件 在マ日本大使館も警戒情報
在マレーシア日本大使館が6月18日に発出した警戒情報によると、サバ州東海岸沖で漁船に乗っていた10人が誘拐されたという。
誘拐された場所はフィリピンとの国境付近で、誘拐グループは2隻に分乗して漁船を襲ったのち、フィリピン領内のシタンカイ島に逃げ去ったという。
18日付『スター』によると、誘拐グループはフィリピン南部の武装組織「アブサヤフ」で、誘拐された乗組員はフィリピン国籍とみられる。漁船にはこのほか6人も乗船していたが、マレーシア海事実施庁(MMEA)に救助された。
東海岸周辺では夜間の渡航禁止措置が出されているが、この漁船は無断で航行していた。
日本の外務省はこの海域には渡航中止勧告(危険情報レベル3)を発しており、周辺海域を航行する場合は十分気をつけるよう求めている。