ホテル従業員のトゥドゥン着用許可 業界団体が政府と合意
昨年からホテル女性従業員のトゥドゥン(イスラム教徒の女性が頭に被るスカーフ)の着用を禁止する措置をしていた問題で、ホテルの業界3団体が着用を認めることでこのほど人的資源省と合意した。
合意したのは、マレーシアホテル協会(MAH)、マレーシアホテル経営者協会(MAHO)、マレーシアバジェットホテル協会(MyBHA)の3団体で、国内3000軒以上のホテルが加盟する。
同省のイスマイル・ムタリブ副大臣は、「協会傘下のホテルが合意を守り、トゥドゥン禁止の議論が再燃しないことを願う」と述べた。
同省は昨年12月から国内のホテル約600軒で、女性従業員がトゥドゥン着用禁止などの差別行為を受けていないかの調査を行っている。