全国3000校で生徒不足 都市部への人口流入で
全国の公立の初等・中等学校3015校が生徒不足に陥っている。都市部への人口流入が続き、主に地方の学校では規定の生徒数に達していない学校が出始めている。
生徒が不足している学校は、マレー系学校が2054校、中華系学校601校、インド系学校が360校。教育省のテオ・ニエチン副大臣は国会答弁で、「他地域への引っ越しで、生徒数が減少している学校がある」と述べた。
マレーシアでは一定期間内に生徒数が減少した学校に対し、連邦政府が生徒数の増加を目的に移転するよう助言することができる。
しかし、副大臣は「保護者全員から移転への了承を取り付けるなど、教育省が定める指針に従う必要がある」と移転が容易でないとも指摘。今後、生徒が不足している学校に対してどう政府が対応するのかが注目される。(Mtown)