
大規模個人情報の流出事件 複数国の関与の可能性
10月末に発生した大規模個人情報の流出事件に関し、マレーシア国家警察のフジ長官は3日、複数国のIPアドレスが関与していることを明らかにした。
長官によると、関与しているとみられるのはオマーン、オランダ、香港の複数のIPアドレス。警察は現在、通信・マルチメディア委員会(MCMC)と協力して犯人の特定を急いでいる。長官はこれまでのところ、海外の警察当局との協力を「必要はない」としている。
この事件はテクノロジー関連ニュースサイトの「ローヤット・ネット」で10月30日、携帯電話番号などの個人情報を販売しようとしていた掲示があって発覚。流出したのは4620万人分でマレーシア総人口を上回るマレーシア史上過去最大の個人情報漏洩事件となった。(Mtown)