豪州にいる不法滞在者は3万人 外務省がマレーシア人の動向を公表
マルズキ・ヤフヤ副外務大臣はこのほど、オーストラリアで不法滞在を続けるマレーシア人が3万人を超えていることを国会で明らかにした。
同副大臣は「(こんなに多くの不法滞在者がいては)勉学や旅行など他の目的で訪豪するマレーシア人への査証発給に影響を及ぼす」と懸念を表明した。なかには難民申請をしているマレーシア人もおり、同省はオーストラリア外務省などとも連携して動向を注視しているという。
マレーシア人がオーストラリアに観光で入国する際には事前にeTAと呼ばれる電子査証の申請が必要。1回の入国で90日までの滞在が認められるが、これを悪用して滞在を続ける国民がいる格好となっている。