4両編成を8月に再導入 KLモノレール、輸送力倍増へ
首都圏内を走るKLモノレールは8月16日から4両編成の車両を稼働させる。アンソニー運輸相が11日に明らかにした。
現在は2両編成6本で運営しているが、利用者の増大でラッシュアワー時には乗車できないこともあり、利用者からの苦情が絶えない。このため、4両編成を導入して円滑に乗客を運びたい考えだ。
KLモノレールを運営するプラサラナ・マレーシアは4両編成5本を2015年に導入していた。しかし、安全上の問題が発生したとして2018年1月に4両編成の運行を停止。昨年11月には4両編成2本を稼働させる予定でいたが、現在も2両編成のみで運行している。
同社は昨年4月、モノレールの調達や修理等に関する契約をスコミ・トランジット・プロジェクツ社と締結。4両編成2本は現在、修理中だが、運輸相は「最低3本は必要」として修理を急がせる。
KLモノレールの一日の輸送人員数は3万1000人。4両編成に切り替えた場合は7万人となる。4両編成が再導入された場合、現在の2両編成の車両は廃車となる。