
DBKL コンビニなどでの酒類販売を制限-2021/11/05
クアラルンプール市役所(DBKL)はこのほど、市内のコンビニエンスストアなどでの酒類販売を制限すると発表した。1日から施行された。
コンビニエンスストアや雑貨店、漢方薬店での酒類販売はビールのみとし、午前7時から午後9時まで。ビールは比較的アルコールが少ないことから販売を許可することになったが、それ以外は禁止となった。販売する場合もソフトドリンクなどとは別の陳列棚に並べて販売することが求められている。
また、パブやバー、ラウンジ、レストランでの酒類提供は午前10時から午前0時まで。店舗の営業自体は午前2時まで認めるとしている。漢方薬店でのアルコール飲料販売は別途許可が必要となった。
さらに、酒類を販売する店舗や事業所は警察署、宗教施設、学校、病院、住宅地から100メートル以上離れたところで営業することも求められている。酒類の販売許可証はイスラム教徒には今後発行しない。
酒類の販売については昨年11月15日にDBKLが発表し、このときはコンビニエンスストアなどでの販売を全面禁止とするものだった。今年10月1日に導入する予定だったが、利害関係者らの反対が強く、同月30日まで延期された経緯がある。