英字紙 チン族の難民認定めぐり緊急集会開催

英字紙 チン族の難民認定めぐり緊急集会開催

 英字紙『ザ・スター』は10月27日、クアラルンプール市内でミャンマーの難民問題をめぐる緊急集会を開催した。

 今年6月にマレーシアにある国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が「2019年末をもって(ミャンマーの)チン族の難民認定を終了する」と発表したことを受け、同国北西部チン州から逃れてきたキリスト教系少数民族のチン族難民が窮地に立たされている。8月以降、唯一の身分証明書であるUNHCR発行の難民認定証が更新されない例が続いており、マレーシア当局による拘束や強制送還を恐れるチン族の間には絶望感がまん延し、自殺者も出ている。認定証なしでは医療費が高額になり、生死に直結する恐れも出ている。

 会場では、現状を伝えるドキュメンタリーの上映後にパネルディスカッションが行われ、チン族難民、非政府組織(NGO)、マレーシア政府出入国管理局、UNHCRの代表が意見交換した。

 マレーシアのUNHCRのリチャード・トウレ代表は、「認定終了は世界情勢の変化によるもの。チン州の治安は回復した」と説明。しかし、チン族難民協会のカッ代表は「チン州には今も、私たちを迫害するビルマ軍施設が54カ所もある。母国から帰還受け入れの声明はなく、安全性が確認できない」とし、認定終了の撤回を強く求めた。

 UNHCRは出入国管理局にマレーシアでの難民の権利を合法化するよう提案。2020年以降も残留を望むチン族が合法的に働ける仕組みづくりを要請した。同局のムリムトゥ氏は「新政府は難民問題に善処する」と話した。

 マレーシアにはチン族難民は約3万人登録されており、ロヒンギャ族に次いで二番目に多い。(Mtown)

 

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集会でのパネルディスカッションの風景


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