Limapulo(リマプロ)
メニュー名: Nyonya Laksa RM9.90 (月水金のみ)
1940年代のショップハウス棟を改装し、古き良き時代の面影を残しながら、ハイセンスなカフェなどを集めた「The Row」という一角があります。今回ご紹介する「Limapulo」は、その中でも注目を集めているニョニャ料理のレストラン。看板メニューのニョニャラクサが食べられる月・水・金のお昼どきになると、近所のビジネスマンやOL、遠方からやって来るお客さんなどで、あっという間に満席となります。
同店の料理全般を指揮する73歳のジョンさんは、マラッカ出身の生粋のババ。15世紀頃より、中国からビジネスチャンスを求めてマレー半島に渡ってきた中国人が、現地の女性と結婚して定住するようになり、その家庭に生まれた男性をババ、女性をニョニャ、彼らを総称して「プラナカン」と呼びます。マレー、中国、西洋などの要素などが混ざり合った彼らの文化は独自の複雑さや華やかさを持ち、料理にも特徴があります。ジョンさんは、自分の家庭に受け継がれてきたレシピを大切にし、後世に伝えるために料理を作り続けています。
ラクサには、地域や店によってさまざまな種類があります。こちらでは、エシャロット、ドライチリ、キャンドルナッツなどの新鮮なハーブやスパイスを使い、3時間以上かけてペーストを作ります。さらに、そのペーストとココナッツミルクを使った濃厚かつマイルドな辛さのスープを作るのに2時間かかるそう。太さの違う麺、鶏肉、フィッシュボール、野菜、揚げ豆腐などの具材を入れた贅沢なラクサが、一杯RM10以下で味わえるとは驚き。売り切れ必至なので、12時を目指して行くのがおすすめです。
メニュー例:
Nasi Lemak RM9.90
Mee Siam RM9.90(火木のみ)
Pai Tee 4pc RM10
店データ:
Limapulo - Baba Can Cook
営業時間:12:00-15:00/18:00-22:00 日曜定休
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