スランゴール州を本拠とするプロサッカーチームのスランゴールフットボールクラブ(以下、SFC)は、大手空調メーカーのダイキンマレーシアとスポンサー契約を結びました。
2023年1月10日、両者の調印式はデサパークにある商品・ソリューションショールーム「ダイキンソリューションプラザ」で、セランゴール州皇太子や在マ日本国大使館髙橋克彦特命全権大使も臨席され華々しく開催されました。
スポンサー契約は地域への恩返しの思いから
ダイキンマレーシアは1975年にマレーシアでの事業展開をスタートしてから、工場5社、R&Dセンター1社、そして販売会社4社のすべてをスランゴール州に構えており、約5,000名の従業員を雇用しています。
今回スポンサー契約に至った理由に、
長年支えられた地域への恩返し、またサッカーという国民に愛されるスポーツを通してマレーシアの人々の健康的な生活の質の向上を掲げました。
▲安藤COOとSFC会長であるスランゴール皇太子Tengku Amir Shah ibni Sultan Sharafuddin Idris Shah Alhaj氏
ファンも歓迎 強力なタッグで優勝を狙う
赤いユニフォームでレッドジャイアンツの愛称でも知られるSFC。
昨年のマレーシアスーパーリーグでは12チーム中4位。今年は選手の入れ替えも行ない、優勝を狙います。
調印式終了後、SFCの公式インスタグラムにダイキンのスポンサー就任が投稿されると、ファンからの歓迎のコメントが多数寄せられました。
グローバルNo.1空調メーカーダイキンとのタッグでますます勢いが加速するでしょう。
▲ダイキンソリューションプラザで行なわれた調印式の様子
マレーシアにおける 日系企業活躍の良事例に
今回のダイキンとのスポンサー契約は、
マレーシアにおける日系企業のプレゼンスを高めるものであり、マレーシアでビジネス拡大を狙う日系企業にとっても勇気付けられる事例となりました。
マレーシアでサッカーはバトミントンと並んで1、2位を争う国民的なスポーツです。
サッカーという言語や宗教、民族、年齢を超えて人々の心を一つにする力を通して、マレーシアと日本のさらなるシナジーが生み出されることを期待し、調印式は盛大に幕を閉じました。
各方面からコメント
ダイキンマレーシア 安藤省吾COOコメント
本スポンサー契約に至った経緯を教えてください
SFCから、日本のJリーグに倣ってクラブレベルを上げたい、日系のスポンサー企業を探しているとの相談がありました。
ダイキンマレーシアグループには、約5,000人の多様な人種の従業員がいます。
サッカーは特にマレー系からの人気が高いと聞きます。
今回の契約で、
ローカル社員にとっても帰属意識の醸成や一体感のある雰囲気作りの一環となればと思っています。
今後、観戦チケットの配布など従業員への福利厚生なども検討していきます。
経営戦略としてのメリットはどのように考えますか?
ダイキンは販売戦略として、今後も人口増加の見込まれるマレー系へのブランド認知度アップを課題としています。
また都市部だけではなく地方への売り込みも強化したく、SFCとのコラボレーションを起点にマレーシア全土での事業拡大も視野に入れています。
SFC Aladdin Mostafa COOコメント
来シーズンのチームの意気込みを教えてください
昨年は4位で終えました。今年は優勝を狙っています。
優勝のために、勝ち点にこだわること、選手がシーズンを通して集中してモチベーションを維持すること、そして新しい外国人選手を迎えることを検討しています。
日本の読者に向けてメッセージをお願いします
ダイキンとのコラボレーションを非常に嬉しく思います。
昨年開催された>カタールワールドカップで、マレーシア国民の多くが日本戦を観戦し、日本チームを応援していました。
マレーシアにとって日本はとても身近な存在です。
日本の皆さんもぜひスタジアムに足を運んでスランゴールFCの試合を観戦してください。
髙橋特命全権大使のコメント
▲髙橋特命全権大使(中央左)
この度は、スポンサーシップ締結をおめでとうございます。
本スポンサー契約を契機として、
日本・マレーシア間のスポーツを通じた交流が一層推進されることを期待しています。
ダイキンマレーシア 会社情報

DAIKIN MALAYSIA SALES & SERVICE SDN.BHD.
ダイキンマレーシアセールスアンドサービス
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