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ダイキンマレーシア    マレーシア創業50周年   ダイキン工業創業100周年   記念イベントを開催

ダイキンマレーシア マレーシア創業50周年 ダイキン工業創業100周年 記念イベントを開催

2024.08.08 ライフスタイルレビュー

大手空調メーカーのダイキン工業㈱(本社:大阪市北区)は今年5月に創業100周年を迎えた。現地拠点であるダイキンマレーシア社は、7月19日(金)にシャーアラムのIDCC idealコンベンションセンターにて記念祝賀イベントを開催。マレーシア全土から約5800人の社員が一堂に会し、盛大に執り行われた。

ダイキンマレーシアは元々、ダイキン工業㈱がマレーシアの空調大手OYLインダストリーズ社(以下OYL社)を2006年に約2400億円で買収した会社。現在はグループ会社10社を傘下に置き、空調事業はマレーシアでトップシェアを誇る。今年は旧OYL社も創業50周年の節目であることから、100周年と同時に祝うビッグイベントとなった。

どこまでも続く圧巻の会場で喜びの時を共有

巨大な会場には、100年の歴史を辿った展示がずらっと並び、民族衣装やパーティー衣装を着て集まった社員たちの熱気で溢れていた。本格的なフォトブースやムービーブースなどマレーシア人らしい発想が活かされたコーナーや、スポンサー契約を締結しているスランゴールFCの選手たちのサイン会など、遊び心に溢れた企画が多数。当時の買収事業を担当していた役員も日本から出席し、これまで歩みを振り返りながら社員への感謝の意を伝えた。

マレーシア人らしい発想が活かされたフォトブースやムービーブース

ダイキン工業は今や、拠点数170カ国以上、従業員数約10万人を超えるグローバル企業。今年は世界の各地でこのような100周年にちなんだイベントが開催されているとのこと。現地のローカル社員たちが、会社に誇りをもって働き続け、チーム一丸となって共に喜びを分かち合う温かみ溢れる会であった。

ダイキンマレーシア社 鶴丸 季春COOインタビュー

ダイキンマレーシア社 鶴丸 季春COO

創業100周年おめでとうございます。 改めてマレーシアでの事業内容を簡単にお教えください。

家庭用のエアコンから工場に使うような大型のエアコンまで、全て生産、販売しています。マレーシアのみならず、ヨーロッパやアメリカ、日本など商品によって世界各国に輸出しています。

もともと買収された会社とのことですが、買収の経緯や現在のシナジー効果などについて教えてください。

ダイキンは元々業務用のエアコンに強かったのですが、工業用のエアコンはあまり強くなかったので、工業用分野を強化するために2006年にOYL社という会社を約2400億円で買収しました。買収から18年経ち、OYL社の傘下にあった大型業務用空調会社であるマッケイ・インターナショナル社のチラー(冷却水循環装置)商品が現在の工業用分野での主力製品となっています。

今回のイベント開催までの道のりを教えてください。

まず全従業員数6000人もの人数を収容できる場所探しが大変でした。当初はグループ会社ごとに分けての開催なども検討しましたが、社内の一大イベントですし、「みんなで一緒に節目の喜びを共有して楽しみたい」という思いから全員が一斉に集まる、このような形になりました。

イベントの企画にあたり、100名ほどのコミッティ(実行委員会)を作りました。人事・総務に依頼し、色んな部署や会社横断でメンバーを募り、有志で集まった人たちで結成しました。カラオケ大会やよさこい踊りの披露、タイムカプセルなどマレーシア人らしい発想の企画も沢山あります。

社員の皆さんはどんな思いで迎えられていますか?

約6000人の社員のうち日本人は約20人しかおらず、ほとんどがローカル主導の会社です。OYL社の時から働き続けてくださっている方もいますし、一番長く勤めている方は勤続40年です。親族6名がみんなダイキングループ会社に勤めている方もいらっしゃいますので、そういった方々を表彰する企画もあります。皆さんこのイベントを楽しみにしていますし、誇りを持って働いてくれているのは嬉しいです。

日本の本社でも100周年記念式典を開催されたそうですが、いかがでしたか?

世界各国の経営幹部が約300人集まり、記念式典とグローバルミーティングに私も参加してきました。同時期にトップ交代もあったので、交代の意図や今後に向けた話がトップから直接ありました。鳥取県にある研修施設で行われた4日間のミーティングでは、寝食を共にしながらグローバルのマネージメント層と次の100周年に向けてという議題でディスカッションをしました。今年はマレーシアだけでなく色んな国で100周年にちなんだイベントをやっています。その中でも50年を同時に迎えたマレーシアは大規模になっていますね。

今後のマレーシアでの事業展開をお教えください。

6割が輸出を占めているのでそこを注力して伸ばしていきたいと考えています。マレーシア国内ではすでに家庭用で5割弱、商業用は7割強のシェアを占めているため、それほど大幅な伸びは期待できないと見ています。ですから、付加価値を付けてコト売りやサブスク、洗浄やメンテナンス事業も含めて伸ばしいく予定です。GoDaikinというアプリを通して、ユーザーがエアコンの購入や洗浄の注文ができるサービスを実施しているので、エンドユーザーと繋がってサービスを拡充していく予定です。また、マレーシアでは半導体産業が盛り上がっているため、工場設立を検討しているクライアントに対して最適な空調提案をしてビジネスチャンスを創出していきたいと考えています。

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