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独立行政法人 国際交流基金クアラルンプール日本文化センター(The Japan Foundation, Kuala Lumpur:JFKL)主催により、3月10日、11日の両日にモント・キアラにある「The bee」にて、日本のシンガーソングライターでありギタリストの弓木英梨乃氏とマレーシアのバンドNadirによる日本ASEAN友好協力50周年を記念したコラボレーションライブ「Erino Yumiki x Nadir Special Concert」が開催された。
2023年は日本ASEAN友好協力50周年に当たる。
1973年以来、目覚ましい発展を遂げてきた日本とASEANとのあいだの人的交流は「心と心のパートナー」と呼ばれる強固なパートナーシップの基盤となっている。
今回のライブは、そんなパートナーシップを音楽を通して体現したものだ。
弓木氏は、KIRINJIのメンバーとしてギター・ボーカルを担当、秦基博、柴咲コウなど、日本を代表するアーティストのサポートギタリストとしても活躍する。
海外の音楽を広く学びたいとの思いから当地の大学へ留学するため2021年に来マした。
対するNadir(ナディール)は当地でも名の通った7人組のオルタナティブ・ジャズバンドで、国内外のフェスティバルやイベントのステージに数多く参加するマレーシアの人気グループだ。
当日、会場に集まった100名を超える観客は、マレーシア国民は皆歌えるという、1990年代のポップス曲「Hijau」を合唱、弓木氏の笑顔溢れる軽快な演奏や歌声、Nadirのサックスやパーカッションなどを多用した変幻自在な演奏スタイルに一気に引き込まれた。
そして日本語詞の曲を含め両者互いのオリジナル曲を演奏し合い、最後は忌野清志郎作詞作曲、RCサクセションの「雨あがりの夜空に」を弓木氏のボーカルとともに熱唱。会場は大いに盛り上がり、アンコールの声も湧き上がった。 今回、マレーシア在住の日本人に加え、Nadirのファンも多く参加し、「弓木の演奏はとてもエナジェティックで素晴らしかった」「両者の共演がまた観たい!」と「弓木のファンになった」という感想があちこちから上がった
ステージ上の弓木氏からピックをもらった女の子は「日本のアニメ曲などが大好きで普段から聴いている。 今日は素敵な日本のアーティストに会えて嬉しい」と目を輝かせ答えてくれた。
「無事に2日間のステージが終わり、まずはとてもホッとしています。ライブ中はとにかく楽しくて、Nadirのみんなと一緒に演奏できるその一瞬一瞬、一音一音の幸せを噛み締めました。ライブ本番はもちろんですが、リハーサルでお互いの曲を何度も練習して一緒に完成させていった過程も忘れられない素敵な思い出です。この素晴らしい機会を作ってくださったJFKLに心から感謝しています。これからもNadirと交流を続けて、またどこかで必ず一緒に演奏できたらいいなと思います」
「弓木さんと仕事をする機会をいただき、大変光栄です。スタジオで練習をした期間は本当に楽しかったですし、プロフェッショナルな弓木さんと仕事をすることで、国や言語の違いにかかわらず、音楽はあらゆる境界を越えることができると実感しました。観客ふくめ、関係者全員が今回のイベントをスムーズに、そして高いクオリティーで運営するために素晴らしい仕事をしてくれました」
JFKL文化事業担当部長の友川昂大氏もまた、今回のイベントについて「マレーシアと日本の音楽をお互いの国に知ってもらう、両国の親睦を深めるという目的の実現も含め大成功だと思います。 今後もそれぞれの国の音楽や文化に関心を持ち続けてもらえると嬉しいです」と喜びを語った。
JFKLでは日本の文化をマレーシアで普及させることを目的に、年次で開催している日本映画祭をはじめ、さまざまなイベントや催しを行っている。
詳細はJFKLウェブサイトを参照のこと。
国際交流基金 クアラルンプール日本文化センター(JFKL)
https://www.jfkl.org.my/
弓木英梨乃 Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC3jMy08han2ODgu-0L-zMVA
Nadir Facebook
https://www.facebook.com/nadirmusicofficial/
※MTownでは弓木英梨乃さんの特別インタビューを後日掲載予定です。お楽しみに