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イスラム教徒にとっての大切なイベント、ラマダンが今年も始まりました。
2023年のラマダンの期間は、本日3月23日から4月21日までの予定。
ラマダン中は日の出前に起床しお祈りと朝食を済ませたら日没まで一切の飲食が禁じられます。
この時期の日の出は午前7時半頃、日の入りは午後7時半頃ですから、半日ものあいだ空腹のまま過ごすことになりますが、その後はブカ・プアサ(Buka Puasa)と呼ばれる断食明けの食事を親族や友人、同僚らと楽しみます。 ▲親睦を深める良い機会にも
日没近くになると街のあちこちでラマダンバザーという屋台が立ち上がったり、マレー系のレストランもスペシャルメニューを用意し、ブカ・プアサに備えます。
特におすすめなのが、あちこちのホテルのレストランで開催するラマダン・ビュッフェ。
各レストランが趣向を凝らし、マレーシア各地のさまざまなマレー料理を提供するラマダンシーズン限定の催しです。
KL市内から車で30分ほどのシャー・アラムに位置する複合リゾート施設「GLENMARIE HOTEL&GOLF RESORT」では、毎年ラマダンビュッフェをガーデンテラス・レストランで開催しています。
ゴルフ場に隣接した緑豊かな雰囲気のなか、188種類以上の料理が用意されます。
メニューは毎日入れ替わるそう。
定番のナシ・レマやサテー、フィッシュヘッドカレーなどをはじめ、アラビア風BBQラム肉とカブサライス、ビーフルンダンといったお祝いの席でのご馳走がずらっと並びます。
さらに、バナナの天ぷらをその場で揚げてくれたり、チェンドルやABC(アイス・バトゥ・チャンプル)などスイーツのトッピングも楽しめます。 ▲アラビア風BBQラム肉とカブサライス
▲カラフルな蒸し菓子クエ
テーブルにはたくさんのお皿が並び、皆目をキラキラさせながら食事をします。
そのため、1か月間の断食と聞くと過酷に思えますが、逆にブッフェを食べすぎて太ってしまうムスリムもいるのだとか。
イスラム教の国・マレーシアならではの行事、ラマダン。
ムスリムの友人や同僚と一緒に、イスラム文化と美味しいマレーシア料理のビュッフェを体験してみてはいかがでしょうか。