関連メディア
グルメシアン[外食・グルメ情報はこちら]
生活情報サイト[生活お役立ち情報はこちら]
2022年4月に開講した「早稲アカ」クアラルンプール校。
シンガポール校の授業をオンライン受講できるとして、国内ではジョホールやペナン、国外からもオーストラリアや中東諸国など日本の学習塾がない地域の生徒さんにも好評です。
また、クアラルンプールのご家庭からの要望に応え、現在では小学1~5年生を対象に対面授業も実施。
シンガポールをはじめ海外での豊富な経験を持つ同校の齋藤慶介先生に、主に中学校の帰国生入試とその心掛けについて伺いました。 早稲田アカデミークアラルンプール校 齋藤慶介(さいとう・けいすけ)先生
東京で8年間、シンガポールで10年間の中学受験・高校受験の指導経験あり。帰国入試はぜひご相談を!
早稲アカに来るお子さんやご家庭はどんな課題を抱えていることが多いですか
オンライン・対面授業ともに中学受験や高校受験を目標にいらっしゃるお子さんが多いですが、やはり日本語力や国語の科目に課題を感じていることが多いですね。
海外で暮らすと日本語を使う機会も少なくなるので、入塾後も最初の頃は漢字を覚えるのが難しかったり、算数・数学でも計算はできても問題文の意味を理解するのが難しいといった悩みが見られます。
海外生は英語が伸びやすい代わりに、日本語の読み書きに苦労しているんですね。どのように指導していますか
例えば国語の記述問題などは講師による添削が大事だと思うので、対面授業では個々の解答を見る時間を設けるなどしっかり対応しています。
オンライン授業では生徒の手元が見えにくいですが、考え方の工程を写真に撮って送ってもらい添削して返すなどのフォローをしています。
また、受験用のオリジナル教材も用意しており、入試では面接も重視されるので日本語でのスピーチの練習も行っています。 ▲受験用のオリジナル教材も用意
特に中学受験で心掛けたいことはありますか
一番は、まず大人が諦めないということです。
あれ?大人、ですか
はい。中学生に上がると成績も比較的安定してきますが、小学生のうちはテストの時間に緊張したりお腹が痛くなったりといったアクシデントも起こりやすく、成績に影響してしまうことも。
そのため、前回のテストはよかったのに今回は振るわなかったということは頻繁にあります。
確かに子どもの頃は不確実な要素が多い印象です。ご家族もハラハラですね
お父さんお母さんが実際にお子さんの勉強の様子や成績を見たとき、心配のあまり、志望校は諦めたほうがいいんじゃないか、このまま勉強を続けても苦しいだけなんじゃないかと先回りして考えすぎてしまうことがあるんですね。
でも子どもは案外あっけらかんとしていて、意外と難しいとか辛いとか思っていないことも多いんですよ。
子どもを守る意識が働いて、結論を急ぎすぎてしまうんですね
受験はチャレンジである以上、自分の学力と志望校とのあいだで差があるのは当然のことなんですね。
受験への道のりは一朝一夕ではないので、基本的に1~2年以上の長いスパンで見守っていくことが必要です。
そしてその差を埋めていくのが私たち講師の役割であり責任だと考えています。 ▲早稲田アカデミー・クアラルンプール校 教室
生徒だけでなく、ご家族・塾を含め受験はみんなで一緒に頑張っていくもの、ということですね
はい。とはいえ大人が右往左往しているあいだに、子どもは本番直前で急に伸びたりもするんですよね。
実際に一校入試を受け、自分や友達の合否が出てきてはじめて受験の厳しさを実感するようです。
そこでやる気がでて、エンジンがかかり力を発揮する子も多いんですよ。
受験の独特の空気感は体験してみないとわからないかも。そこでやり切れるのは素晴らしいです!
力を発揮できるのは、これまでの継続があってこそですね。
やる気があっても、学力においてきちんと準備してきた人には敵いません。
スタートラインはまちまちでも受験というゴールは皆さん同じ。
だからこそ早めのスタートが大切になってきます。
時間と努力を掛け合わせて学力は伸びていくんですね。 ▲早稲田アカデミー・クアラルンプール校 待合室
継続という言葉が出ましたが、モチベーションはどう維持したらいいでしょうか
毎日勉強を頑張っていると停滞期はどうしてもあると思います。
そんな時は宿題や課題は一旦置いておき、まずは授業中だけでも集中して参加してみましょう。
また、気持ちを立て直すためは、勉強以外のことも必要だと個人的には思います。
例えば、美味しいものを食べたり、十分睡眠をとったり、運動したり。
生活のなかで幸せなことを見つけリフレッシュすれば、また勉強に戻ろうという気持ちになっていくと思います。
勉強しなさいと頭ごなしに叱るんじゃなく、気分転換も必要ということですね
帰国生の入試は11月頃から始まり、長くて2月頃まで続きます。
なかなかの長丁場なので、その期間こそリラックスは本当に大事です。
そして、やる気は体調からくると思うので、心身のコンディションをしっかり管理してあげてください。
受験のため帰国した際は日本の早稲アカ校舎への転校も可能です。
最後までしっかりサポートしていくので、一緒に頑張っていきましょう。
小学6年生で国をまたいでの初めての中学受験。子どもにとっては非常に希有な体験だと思うので、大人は子どもの心身をケアしながら、信じて伴走していくことが必要ですね。
受験は子ども1人のものでなく、ご家族、そして塾みんなで臨むものというお考えがわかりました。ありがとうございました。
[住所]
Unit 15-5, Menara 1MK, No, 1, Jalan Kiara, Mont Kiara, 50480 Kuala Lumpur
「学研教室モントキアラ校」内
[電話番号]
+60142802963
[ウェブサイト]
https://waseaca-singapore.com/kl/
[E-mail]
kl@waseaca.com
[地図]