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世界各地に感染が広がっている新型コロナウイルス(Covid19)だが、マレーシア保健省は3月5日,入国前の14日間に北海道に滞在した外国人の入国を禁止する旨発表した。先には邦人居住者の感染者が見つかるなど、予断を許さない状況が続いている。
北海道では感染の広がりを食い止めるため、3月5日に非常事態宣言を発令。週末の外出を自粛するよう促している。
そんな中、マレーシア保健省は、14日以内に北海道に立ち寄った外国人に対するマレーシア入国を禁止する対応に出た。なお、この措置はマレーシア国民,永住者,長期滞在ビザ所持者を適応外としている。なお、保健省は今回、イタリア北部とイランの一部地域に対しても同様の措置を行っている。
保健省はこれに先立つ2月28日より、感染が急速に広がっている韓国のうち、大邱広域市と清道郡に過去14日以内に渡航歴のある韓国人と外国人の入国を一時停止すると決めた。また、サバ州とサラワク州は2月29日、直行便を通じて入ろうとする韓国人の入境禁止措置を出した。
日本からの入国特別に検疫検査
現在マレーシアへの入国に際し、韓国のほか、イタリア、日本、イランから到着した場合は特別に検疫検査が強化されている。
一方、マレーシア国民への渡航自粛勧告措置は、中国のほか、韓国、日本、イタリア、イランが対象国として追加されている。
日本人女性から陽性反応
保健省のノール・ヒシャム事務次官は2月28日、在住の日本人女性(41)から陽性反応がみられたと発表、これが国内24人目のケースとなった。この女性は1月に日本に帰国した後、2月上旬にインドネシアを訪問し、その後発熱症状が出たという。さらにこの女性と同じ病室で入院していた4人がその後陽性との判定を受けている。
3月8日までにマレーシア国内で陽性と確認された患者数は99人に達している。
これまでにシンガポールでもコロナウイルスの邦人への感染が確認されている。
ペトロナスタワー一部観光客を締め出し
クアラルンプールを象徴するスポットの一つ「ペトロナスツインタワー」は展望台への入場について、日本など新型コロナウイルスの感染が広がっている国や地域を14日以内に訪れた旅行者による入場を禁止する措置を取っている。
なお、現地在住の日本人などこれらの規定に該当しない人に対しても入場時に健康状況の宣誓書への記入と検温の実施を求めている。
これ以外の観光地やコンドミニアム敷地への入場に際して、感染防止のために普段と異なる対応が措置が取られることも予想される。