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格安航空(LCC)のエアアジアはフライト運休などで大きな損害が出ている。
同社は苦肉の策としてマレーシアとオーストラリア、日本、韓国、中国、インドを結ぶ路線に1年間自由に乗れる「アンリミテッドパス」をマレーシア居住者に対し、499リンギで販売した。
しかし同社はすでに11億リンギの損失を出しているともみられており、今後も収益の先行きが見通せない。
債務を多く抱えるマレーシア航空も中国線をはじめとする各路線でキャンセルや払い戻しで損害を被っている。今後も感染拡大が続けば、会社の破綻も現実味を帯びてくる可能性がある。このため、経営陣は今月から給与の10%を一時的にカットする措置を取る。イザム・イスマイル最高経営責任者(CEO)によると、感染が拡大してから1600便がすでに取り消しとなっており、うち中国便は53%まで、日本便と韓国便は23%までそれぞれ輸送能力を縮小。今後もキャンセルする便は増えると見込んでいるという