マレーシア国内の累計感染者数、200人超に=3月14日
2020.03.14 コロナ保健省のノール・ヒシャム事務次官は3月14日、新型コロナウィルス感染者が同日までの累計で238人に達したと明らかにした。マレーシアでの感染者数は200人を突破した。また、同日には41人が感染者として新たに確認された。
3月初めにあったスリ・ペタリン・モスクでの宗教イベントを通じて感染したのは37人となり、さらにその濃厚接触者3人も感染。イラン渡航者が1人の合計41人となった。
この宗教イベント参加者は1万6000人に上っており、その大半がマレーシア国籍。国内各地から参加しており、今後国内各地でさらに感染者が確認される可能性が大きい。
また、感染者のうち203人はいまだに入院中で5人が集中治療室で治療を受けているという。
ムヒディン首相は14日、宗教イベントでの感染を受けて、国内のすべてのイベントを4月30日まで中止する措置を発表した。スポーツ国際大会や展示会など一切の開催が中止される。3月31日から実施予定だったバドミントンのマレーシアオープンも中止が決定している。