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政府 すべてのイベント開催を4月30日まで中止

2020.03.15 コロナ
ムヒディン首相は3月14日、国内で開かれるすべてのイベントを4月30日まで中止すると発表した。新型コロナウィルスの感染拡大が深刻化し、先に1万人以上参加した宗教イベントで感染者が多数出たことで事態を重く見た。 イベントにはスポーツ大会やセミナー、国際会議、展示会、宗教イベントなどすべてが含まれる。 首相は状況に応じて、措置の解除を検討するとしている。 イスラム教徒の金曜集団礼拝については実施することは可能としているが、連邦政府が発する衛生に関するガイドラインを各州が順守するよう求めた。 マレーシア国内ではこれまで自主的にイベント主催者が開催中止を決めていた。例年行われている世界ハラル会議や旅行博(MATTA)フェアなどが中止となったほか、バドミントンのトーナメント・マレーシアオープンも先に開催を中止すると発表していた。 スポーツの国際大会や展示会など大型イベント開催がよく行われるマレーシアにとって全イベントの中止は経済的にも大きな打撃になる。また、4月下旬から断食が始まり、感染がさらに拡大すれば、大型連休となる5月下旬の断食明け大祭(ハリラヤ)にも影響する可能性がある。
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