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モスクで集団感染が発生=宗教施設で自粛開始

2020.03.15 コロナ
アダム・ババ保健相は3月12日、セランゴール州スリプタリン・モスクで新型コロナウイルスの集団(クラスター)感染が発生したことを発表した。このモスクでは2月27日から3月1日に開催された宗教イベントで1万人以上が集まり、うち3人が感染したことがわかった。参加者のうち約半分は外国人だったという。 保健省のノール・ヒシャム事務次官が14日に明らかにしたところによると、参加者数は約1万6000人で、うちマレーシア人が1万4500人、外国人は1500人だった。ヌゲリ・スンビラン、パハン、ジョホール、サバの各州で14日までに確認された感染者はこの宗教イベントに参加していたという。 参加して感染したのはパハン州クアンタン、サバ州タワウ、ブルネイの出身者の3人。タワウの男性(60)は3月4日に発熱し、呼吸困難などを訴えて8日に入院して新型コロナウィルスの感染が判明。また、クアンタン出身者も同様の症状が出て9日に入院。ブルネイ出身者(53)は帰国後に体調不良を訴えて入院したという。 ババ保健相はこのイベントに参加した人は医療機関でチェックするよう強く求めた。 また、マレーシア半島カトリック司教は12日、集団感染を受けて14日から29日までのミサの開催を取りやめると発表した。また、この期間に行われるセミナーなどもすべてキャンセルするとも発表し、半島のカトリック教会ではミサがまったく行われない歴史的な事態ともなった。
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