国内の感染者が1000人超=3人目の死者も発生
2020.03.20 コロナ 保健省のノール・ヒシャム事務次官は3月20日、新型コロナウィルスの感染者が1000人を超えたことを発表した。
同日午後12時までの感染が確認されたのは130人で、うち48人が2月下旬から3月初めにかけて宗教イベントが行われたクアラルンプール郊外のスリ・プタリン・モスクの参加者。この130人が加わったことで国内感染者数は1030人となった。
同省の発表統計によると、一日の確認感染者数は3月12日まで50人を超えることはなかったが、15日に200人近くまで爆発的に増加。以後、1日あたり100人の陽性反応が出ており、極めて危ない状況になっている。国内感染者数1030人のうち624人が宗教イベントに参加して感染したことが主な原因だ。
また、同省は20日夕方、サバ州タワウの男性(58)が感染して午後6時27分に死亡したことを発表。この男性も宗教イベント参加者で、国内死亡者は3人目となった。
死亡した男性は9日に入院。呼吸困難などに陥り、集中治療室に入っていたという。