「出かけられる人数は一度に一家族につきひとり」

ファディラ・ユソフ公共事業相は３月21日、「活動制限令」の発令中の外出について、「一度に出かけられるのは家長もしくは家族構成員の１人のみに限定する」との見解を述べた。また、要件は生活必需品または薬など医療関係の物品を入手する件に限るとしている。 なお、同伴者を連れて行かなければならない状況にある場合は、検問に当たっている警察官等に理由を説明する必要がある。ただし、違反とみなして拘束するかの可否については、「個々の警察官等の裁量に任せる」と同相は述べている。 マレーシア全国では22日から、これまでの8300人の警察官に加え、２万人の軍人が制限令遵守のために街頭に立つ予定だ。21日までの遵守率は全国平均で90％近くに達している。５％は制限令下で認められる要件で外出している人々だが、残りの５％は依然として遵守しないで外出している人々に当たるという。