ホームマレーシアニュース「活動制限令」第四日(3月21日)まとめ

「活動制限令」第四日(3月21日)まとめ

2020.03.22 コロナ
3月21日のマレーシアにおける新型コロナウイルスを取り巻く状況についてまとめます。
[死者5人が発生=国内で計8人に]
21日は新型コロナウイルスが原因で5人が亡くなった。 スリ・プタリン・モスクの集会に参加していた男性(50)が死亡したほか、クチン市在住の母子が相次いで亡くなった。さらに午後7時前にはベトナム訪問歴があり、かつスリ・プタリン・モスクの集会にも出ていた男性(57)、さらに同集会に出ていた男性(67)の死亡も確認された。 これで国内での死者は8人に達した。うちサラワク州では3人が亡くなっている。 なお、隣国シンガポールで21日、初の死者(2人)が確認されている。
[累計感染者数は1183例]
21日は前日から153例増え、1183件に達した。なお、増加分のうち、90例がスリ・プタリン・モスクの集会参加者。 27人が治癒し、全部で114人が無事に陰性になった。未だ、37人がICUにて治療を受けている。
[医療従事者、24人の感染発見]
保健省は21日までに、医療従事者24人がウイルスに感染したと発表。12人が保健省のスタッフ、5人が民間の医療関係者だという。一部のスタッフはスリ・プタリン・モスク関連での二次感染。
[感染疑いを隠して出産の例も]
妊婦(30)が出産後、新型コロナウイルスに感染していた例が発覚した。これは、出産の直前に旅先にて感染していた疑いがあったのだが、これを明らかにしないまま入院、出産後も発熱が続いていたもの。保険当局は、「感染の疑いのある都市等に出かけた経歴がある場合は、隠さずに事前に通知して欲しい」と述べている。
[外出可能人数は一度に一家族につきひとり]
ファディラ・ユソフ公共事業相は3月21日、「活動制限令」の発令中の外出について、「一度に出かけられるのは家長もしくは家族構成員の1人のみに限定する」との見解を述べた。また、要件は生活必需品または薬など医療関係の物品を入手する件に限るとしている。 この記事の詳細は https://mtown.my/covid-19/0322-103/ にある。
[軍人の展開開始をめぐるフェイクニュース?]
22日未明から警察の補助的役割として2万人の軍隊が国内に展開するが、それについて「軍人は違反した市民に対し、その場で叩くなどの制裁を加える」という主旨の噂が立っている、これについて国防省は「それは全くのフェイクニュースで、軍人らは平和的な方法で取り締まるので安心するよう」と呼びかけている。
[ぬるま湯を飲むとウイルスが胃酸で消される、は根拠なし]
アダム・ババ保健相が先に「ぬるま湯を飲むと胃酸でウイルスが死ぬ」という見解をテレビ番組で述べたが、「これには根拠がない」と医師らが否定する事態となっている。
Tweet Share
「出かけられる人数は一度に一家族につきひとり」
新型肺炎、死者が9人に=ペルリス州の医師

Mtown公式SNSをフォロー

関連メディア