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「活動制限令」第五日(3月22日)まとめ

2020.03.23 コロナ
3月22日のマレーシアにおける新型コロナウイルスを取り巻く状況についてまとめます。
[2人が死亡=国内で計10人に]
22日は新型コロナウイルスが原因で2人が亡くなった。 亡くなった1人は、ペルリス州の医師(48)でトルコに渡航歴があったという。医療従事者が亡くなったのはこれが初めて。 また、スリ・プタリン・モスクの集会に参加していた男性(74)がペナンの病院で死亡した。 これで国内での死者は10人に達した。
[累計感染者数は1306例]
22日は前日から123例増え、1306件に達した。なお、増加分のうち、74例がスリ・プタリン・モスクの集会参加者。 1日当たりの感染者が100人を超えるのはこれで8日目。 なお、この日は25人が治癒し、全部で139人が無事に陰性になった。
[2万人の軍隊が展開開始]
22日深夜に軍隊の市中への展開が始まった。 イスマイル・サプリ国防相は「軍人はあくまで警察の補助的な役割であって、逮捕権は依然として警官が持っている」と説明。ただし、市民の統制が取れなければ「より強硬な手段に切り替えることも排除しない」とコメント。
[自治体ごとの感染者数を発表]
保健省によると、3月21日午後12時現在で感染者総数1183人のうち、最も多いのがセランゴール州プタリン・ジャヤの96人で、次がクアラルンプール市レンバ・パンタイ地区の90人。詳しくは以下ウェブを参照を。 https://mtown.my/covid-19/0322-107/
[ATMの稼働時間を短縮へ]
中央銀行のバンクネガラ(BNM)は22日、ATMの稼働時間を24時間から、朝7時~夜10時に短縮するとの声明を出した。なお、現金の市中流量は十分で、オンラインバンキングは引き続き24時間使えると説明。
[99スピードマートが営業時間短縮]
地場コンビニチェーンの「99スピードマート」が営業時間を朝8時~夜8時に短縮。
[マスクが「高すぎる」と苦情]
保健省が21日、マスクの公定価格を2リンギに引き上げたが、これが高すぎるとの批判を受け、23日に再検討を行うことでまとまる。 「マスク原材料に関税がかからないのに、値上げはおかしい」というのが再検討の主な理由。
[イランから国民が帰国]
イランから帰れずにいた、マレーシア人46人がエアアジアの特別機でマレーシアに帰還。シンガポール人8人とインドネシア人1人が同乗。 帰国のマレーシア人は着陸後すぐに隔離施設までバスで送られ、そのまま14日間の隔離に入った。
[まだまだフェイクニュースは減らず]
税関が関税納付者に送付した「関税支払期限を3月31日から4月15日に延長する旨の通知」が、「活動制限令の延長が決定」とするタイトルが付きネット上で流布。 もちろんフェイクニュースで、現在まで「活動制限令の延長」に関するアナウンスはない。 また、「マレー半島とペナン島を結ぶ島が閉鎖」という噂が流れたがこれもフェイク。ただし、ペナン島へは地元住民や勤務者、特別な事情がある者しか入れなくなっており、「不合理な理由」で上陸したがる者は検問所で追い返す対応を取っている。
[フェイクと思ったら本当だった……]
数十人のバングラデシュ人がビルの屋上でお祈りを行う写真を警察が入手。当初は「これはバングラデシュで起こっていること」と看過していたが、実はクアラルンプール中心部のPuduのビル屋上で行われていたと発覚。 警官隊が急遽、現場に向かい集まっていた28人に警告。ただし逮捕者はなし。
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