ホームマレーシアニュースJPモルガン「国内の感染ピークは4月中旬、総計は6300人」

JPモルガン「国内の感染ピークは4月中旬、総計は6300人」

2020.03.25 コロナ
 米投資銀行のJPモルガンは3月25日、マレーシアにおける新型コロナウイルス感染者数のピークは4月中旬になるとの見通しを示した。「向こう2週間はまだ感染者が増加する」と予測、感染者数は6300人に達する可能性があるとしている。  予測の根拠は、「サンプル集団や二次感染率、死亡率の想定数」から算出したという。  同社はマレーシアの検査数は100万件あたり482件で、他のアジア諸国や欧州諸国よりも高いと評価。マレーシアの国の面積を考慮すると、欧州よりも人の動きが小さく、感染者と接触したグループは総人口の0.2%と予測した。また二次感染率も1.7%で中国や韓国よりも低く、さらに死亡率も0.77%と世界平均の4.4%よりもかなり低いと説明した。同社は当初、マレーシアの死亡率を約2%と見込んでいた。  現在の「活動制限令」は今後、感染者数の増加を抑えていくことにつながるだろうとして、効果が上がっていくとも述べた。
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