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「活動制限令」第八日(3月25日)まとめ

2020.03.26 コロナ
3月25日のマレーシアにおける新型コロナウイルスを取り巻く状況についてまとめます。
[5人が死亡=感染者100人超は11日目]
25日は新型コロナウイルスが原因で5人が亡くなった。国内の累計死亡者はこれで計20人に。 感染者数は25日正午までの24時間で172人増え、累計で1796人に。 1日の増加数100人超えはこれで11日目となる。なお、増加分のうち、71例がスリ・プタリン・モスクの集会参加者。
[活動制限令を4月14日まで延長=首相]
3月18日から31日までの予定で発令されていた、「活動制限令」が4月14日まで延長された。 25日午後1時から行われたムヒディン首相のテレビ演説で発表された。 首相は、「14日以降も続行する可能性があるため、心理的な準備を」と述べている。
[コロナによる経済への影響]
3月30日発表予定の追加緊急経済対策は、前倒しで27日に発表されることに。 マレーシア経済研究所(MIER)によると、新型コロナによる影響で、非熟練労働者を中心に240万人が失業するとみられている。また、今年のGDP成長率は前年比2.9%のマイナス成長に陥ると予想している。
[JPモルガン「国内の感染ピークは4月中旬、総計は6300人」]
JPモルガンはマレーシアにおける新型コロナウイルス感染者数のピークは4月中旬になると見通し示す。累計感染者数は6300人に達する可能性があるとしている。 詳しくは、 https://mtown.my/covid-19/0325-106/ で。
[政府、国内航空2社救済も]
新型コロナの影響による急激な需要減少が見られる航空業界だが、政府がマレーシア航空とエアアジアの救済のため、特別目的会社を作り、一時的に負債を引き受けるとのプランが浮上。状況によっては2社の併合も辞さない、との声も。ただし、検討は初歩的段階にとどまるという。
[制限令中の犯罪件数が減少]
アブドゥル・ハマド警視総監は「活動制限令」発布から7日間の犯罪件数が直前時期と比べ70%減ったと発表。残り30%に当たる犯罪は、空き巣やバイクの持ち逃げなど。この期間の総逮捕者数は110人。また、「マスクの通販」に関わる詐欺が急増、被害額は300万リンギに達し、25人を逮捕、11人を送検した。
[感染死亡者乗車のペナン発KL行き列車乗客に検査要請=KTM]
3月24日のペナン州バターワース駅午後1時10分発、KLセントラル駅行きのETS9173列車に感染での死亡者が乗っていたことから、マレーシア国鉄(KTM)は当該列車の乗客に新型コロナウイルス検査を至急受けるよう強く要請。 詳しくは、 https://mtown.my/covid-19/0325-105/ で。
[保健省職員、73人が感染=47人は宗教イベント参加者由来]
保健省は同省職員73人が新型コロナウイルスに感染したと明らかに。うち47人はクアラルンプール郊外のモスクでの宗教イベントの参加者の結婚式に出席したため。 詳しくは、 https://mtown.my/covid-19/0325-107/ で。
[7月のペナンの盆踊り祭りは中止]
毎年恒例の「7月盆踊り祭り」中止が決定。新型コロナウイルスの感染拡大のため。今年の盆踊り祭りは7月25日に行われる予定だった。 詳しくは、 https://mtown.my/covid-19/0325-108/ で。
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7月のペナンの盆踊り祭りは中止
国防相、活動制限令の取締り強化の意向を明らかに

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