国防相、活動制限令の取締り強化の意向を明らかに
2020.03.26 コロナ イスマイル・サブリ国防相は3月26日、「活動制限令」の取り締まりの強化を進めると述べた。国家安全協議会(NSC)で新たな取締案を作成し、28日にも発表するとしており、同日からはより厳しく取り締まるとみられる。
同相は「これまでは注意程度で済ませてきたが、今後は厳しく取り締まっていく」と発言。先にムヒディン首相が4月14日まで活動制限令を延長すると発表した際に95%が順守していると指摘したが、国防相は「まだ順守しない頑固者が5%もいる」として市場やスーパーマーケットで人との間隔を空けずに買い物もしている人がいると指摘した。
総人口3200万人の5%で計算すると、160万人が順守していないことになり、感染拡大を助長しかねない。政府としてはさらなる感染を防ぐためにも取り締まりの強化をせざるを得ない状態だ。
同相はまた、25日までに同令に順守しなかったことから全国で110人を逮捕したことも明らかにしている。