「活動制限令」第11日（３月28日）まとめ

３月28日のマレーシアにおける新型コロナウイルスを取り巻く状況についてまとめます。
［感染者数2320人、退院者数は過去最多に］
保健省の発表によると、28日正午までに新型コロナウイルスが原因で１人が亡くなり、国内の累計死亡者はこれで計27人に。 感染者数は28日正午までの24時間で159人増え、累計で2320人となり、１日の増加数100人超えはこれで14日目となる。 73人はICUにおり、54人が人工呼吸器を使って治療を受けているという。 これまでに320人が回復し、この日の退院者数は過去最多の61人に達した。 詳しくは、　https://mtown.my/covid-19/0328-106/ で。
［遵守率は向上、金曜お祈りの人々を散見］
制限率の遵守率は向上しているが、５カ所のモスクで金曜お祈りの人々がいたことが判明。116人を逮捕。
［国防相、制限令強化の内容公表を先送り］
イスマイル・サブリ国防相は28日、「活動制限令」の取り締まり強化内容の公表について、「29日か30日に実施する」と説明。 ただし「夜間外出禁止令」を出す考えはない、としながらの、一部商店の営業時間短縮を行う見込み。
［コロナ対策の「野戦病院」、29日にも完成］
マレーシア農業展示パーク（MAEPS）で建設が進められている新型コロナウイルス罹患者対策の臨時病院が30日にも完成。当面は600人分の患者に対応する。
［30日から全国で消毒活動］
30日から全国で大規模な消毒活動が行われる。新型コロナウイルスのさらなる感染拡大を食い止めるための措置。 保健省が指定した感染者が多く出ている地域「レッドゾーン」と公共スペースの消毒活動を優先して行う。 詳しくは、　https://mtown.my/covid-19/0328-107/ で。
［宗教イベント参加者5000人、なおも未検査］
保健省のノール・ヒシャム事務次官は3月28日、3月初めにスリプタリン・モスクで行われた宗教イベント参加者のうち、5084人がいまだに検査をしていないと述べた。 詳しくは、　https://mtown.my/covid-19/0328-102/ で。
［活動制限令中の稼働認可件数2732件＝通産省］
通産省は28日、「活動制限令」中に工場などに出した稼働認可件数が3月27日までに2732件に達したと発表。同省が指定した重要サービス産業の企業は認可申請を出して稼働することができる。 詳しくは、https://mtown.my/economic/0328-104/ で。
［プタリンジャヤの道路、一部閉鎖］
感染の拡大が早いとみられているプタリンジャヤの主要幹線道路４カ所が閉鎖に。「さらに厳しい外出禁止令が出るのでは」といううわさに対し、警察はこれを否定している。
［自殺したコロナ感染疑いの男性、陰性と判明］
入院先のプトラジャヤのセダン病院で自殺した新型コロナウイルス感染疑いの中華系の男性（62）だが、PCR検査の結果、陰性だったという。