モスクでの礼拝を条件付きで解禁へ
2020.05.18 コロナズルキフリ・モハマド首相府相(宗教担当)は5月14日、クアラルンプールなど連邦直轄区のグリーン・ゾーンにあるモスクでの礼拝を解禁すると発表した。
ただし、最大30人までなど条件付きでの礼拝となる。
連邦直轄区以外ではペナン、マラッカ、サバ、サラワクでも認めるとした。
ペルリス州ではすでに宗教関係者の礼拝を認めているが、このほかセランゴールやジョホール、ペラ、ヌゲリ・スンビランの各州政府も一般人の礼拝を認めた。
セランゴール州では15日の金曜礼拝から指定モスクでの礼拝が可能となるが、モスクに入れるのは最大12人まで。入口では入館記録が取られ、体温測定が義務付けられる。
また、60歳以上の信者も禁じられる。マスク着用のほか、館内では「ソーシャル・ディスタンシング」が求められる。
モスクに入れる人数を限定しているため、同州では毎週金曜日は礼拝のライブをフェイスブック上で行うとしており、モスクに入れない人が自宅などで礼拝できるように配慮している。