コロナは未終結、SOP順守を＝上級相-2020/07/17

イスマイル・サブリ上級相兼国防相は7月16日、新型コロナウイルスの危機は去っておらず、依然としてマレーシアは「回復のための活動制限令（RMCO）」発令中だ、として引き続き、標準運用手順（SOP）を守るよう国民に促した。
同相は「あたかも制限令が解除されたかように多くの人が外出している」と指摘。SOPを守らなければ法的措置を取ると改めて述べた。
RMCOが6月10日に導入されて1カ月以上が経った。期限は8月31日までだが、経済活動もほとんどのセクターで再開し、新型コロナ感染者が減っているため、人々の間では気が緩み始めているようだ。
同相は再開が禁じられているパブで飲んでいたなど、SOPの違反で15日は68人を検挙したと発表。うち4人は「ソーシャル・ディスタンシング」を守っていなかったために逮捕されたという。
15日にはSOPが順守されているかどうかについて、警察が全国で6万カ所以上の宗教施設や工場、レストランなどのチェックを行った。