サラワク州クチン　レッド・ゾーンに転じる-2020/07/27

サラワク州クチンは7月25日、これまでイエロー・ゾーンだったが、新型コロナウイルス感染者が41人となり、基準となる40人を超え、レッド・ゾーンに転じた。保健省のノール・ヒシャム事務次官（衛生総監）が明らかにした。
この日、クチン郊外にあるセントサ病院で新型コロナのクラスター感染が発生したため、閉鎖された。同病院ではこの日までに看護婦や職員ら16人が感染している。 　 閉鎖を受け、病院で働く医師や看護婦らの帰宅は認めず、14日間の隔離措置をとっている。またこれまでに濃厚接触者ら643人に対してPCR検査を実施、26日までに20人の感染者が確認されており、さらに増えるもようだ。　 また、抜き打ちのPCR検査を病院周辺の住宅でも行っている。
一方、クランタン州は2カ月あまり感染者のいないグリーン・ゾーンだったが、先に感染者が2人いることが判明してイエロー・ゾーンとなった。