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専門家ら、RMCOの延長を求める-2020/08/19
専門家ら、RMCOの延長を求める-2020/08/19
2020.08.19
コロナ
8月31日に期限を迎える「回復のための活動制限令(RMCO)」について、専門家の間で延長を求める声が上がっている。RMCOの解除で新型コロナウイルスの感染者数が増加することを憂慮している。
前保健副大臣で心臓専門医でもあるリー・ブーンチェ氏は「RMCOの延長の可能性は高い」と指摘。解除した場合は標準運用手順(SOP)を徹底させることが法的に難しくなると語り、名称を変えてでも続行させるべきと述べた。
リー氏はまた、「ウイルスは1~2年またはそれ以上とどまり続けるので、感染者がいなくなるまでには至らない」との見通しも示し、向こう2年はSOPを守る必要があると述べた。
マレーシア医療協会のガナバスカラン会長も「RMCOの解除にはほど遠い」と述べ、新たなクラスターの発生により、感染者数は2桁に達していると指摘。感染を食い止めるにはRMCOまたは別の形式で社会活動の制限をかける必要があるとし、感染者が1桁になったとしても政府に解除しないよう求めた。
また、マレーシア開業医連携協会のラジ・クマール会長は、先に保健省がウイルスの感染力が強いD614G変異がクダ州のクラスター感染で発見されたことについて驚きを示し、「RMCOは少なくとも1カ月は延長すべきだ」と主張。感染者が1桁になったとしてもSOPの徹底は求められると述べた。
D614G変異はクダ州シバガンガ・クラスター感染の張本人で、インドから帰国ネザール・サブールという人物から発見されたもので、これまでのウイルスの10倍の感染力があることが確認された。同会長は「新たな変異が出た場合、ワクチンでは太刀打ちできないだろう」との認識を示し、改めてSOPの徹底が重要とも述べた。
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