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閣僚多数が自宅隔離、異例の事態に-2020/10/07
閣僚多数が自宅隔離、異例の事態に-2020/10/07
2020.10.07
コロナ
ズルキフリ首相府相(宗教担当)が新型コロナウイルスに感染したことが10月5日に判明したことを受け、濃厚接触者となる閣僚や政府幹部が次々と自宅隔離に入っている。
ムヒディン首相は同日に2週間の自宅で隔離に入ると発表。新型コロナ関連の記者会見を連日行っているイスマイル・サブリ上級相兼国防相も同日に隔離生活に入った。 感染者数などを発表している保健省のノール・ヒシャム事務次官(衛生総監)も6日に自宅隔離となり、同日の記者会見は自宅からネットを通じて行った。
ズルキフリ首相府相はサバ州を訪問し、そこで感染したものとみられる。同州から帰ってきた後、自宅隔離をしなかったことから国民からは批判が強まっている。同相は「反省すべき点は反省し、心から謝罪する」とツイッター上で述べた。同相は出席した多くのイベントでマスクをせずに参加していた。
9月25日に訪れたクランタン州では濃厚接触者がすでに50人以上いるとみられている。同相は感染が判明した5日以前にもマレー半島各地を回っていた。
さらに3日には、首相官邸で開かれた国家安全保障協議会会議に出席。この会議には首相や主要閣僚、警察幹部ら政府幹部が多く出席しており、出席者全員が2週間の隔離生活に入る異例の事態になっている。6日に首相が明らかにしたところによると、大臣は7人、副大臣は6人が自宅隔離に入っているという。隔離期間は10月19日までの予定で、その期間の会議はネットを通じて行われるとみられる。閣僚の間でもさらなる感染者が見つかる恐れもあり、感染防止の徹底が求められている。
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