首相、CMCOの導入に理解を求める＝2020/10/14

ムヒディン首相は10月13日、フェイスブック上で１時間にわたり記者会見を行った。14日からクアラルンプール、プトラジャヤ、セランゴール州での「条件付き活動制限令（ＣＭＣＯ）」が導入について国民に改めて理解を求めた。
記者はＣＭＣＯが導入される多くの地区は、感染者がいない「グリーン・ゾーン」であることを指摘。首相は「さらなる感染拡大は活動制限令（ＭＣＯ）を招く」と説明した。ＭＣＯが導入されると経済活動のほとんどが認められなくなるため、導入した場合は国内経済に大きな影響を与えると指摘した上で、「現在の政府の戦略ではＭＣＯの導入は考えていない」と話した。
その上で「感染防止のためにはＣＭＣＯの導入は適切な決定だった」と説明した。 　 現在の新型コロナウイルスの感染状況については第３波とは考えていないようで、「第３波を防止するために全力を注ぐ」とも述べた。
また、国民には標準運用手順（ＳＯＰ）を守るよう求めると同時に、「ＭＣＯにならないよう祈ってほしい」とも国民に求めた。 　 首相は閣僚が感染したために濃厚接触者の１人となったことから自宅隔離を行っており、記者らとはネット上でのやり取りとなったが往々にして中断。中継を見ていた国民の間から不満の声も上がっていた。