保健省、グリーンゾーンの感染防止ガイドライン検討-2020/11/25
2020.11.25 コロナ保健省のノール・ヒシャム事務次官(衛生総監)は11月24日、新型コロナウイルス感染者のいない全国のグリーンゾーンで感染者を発生させないためのガイドラインの作成を検討していることを明らかにした。
このガイドラインには感染防止のため、グリーンゾーンでの禁止事項などを盛り込むとしている。例としてサラワク州では検問を実施しレッドゾーンであるクチンから他の地区への移動を禁じる措置を講じたことなどを挙げた。グリーンゾーンに入る州境や地区境での簡易検査の実施を義務付けることも検討に入れるとしている。
クランタン州はこれまでグリーンゾーンだったが、別の州から移動してきた人により感染が現在も拡大している。このため、同州では自宅隔離などを盛り込んだ独自の標準運用手順(SOP)を定めた。
同事務次官はまた、今後の帰省についてもできるだけ避けるよう求めた。誰が新型コロナウイルスを持っているのかわからない状態であり、持病のある高齢者が感染すると重篤化する可能性が高いため、帰省しないことが重要と強調した。