オミクロン株組み替え体XBBの症例、マレーシアでも検出

カイリー・ジャマルディン臨時保健相は新型コロナウイルスのオミクロン株組換え体であるXBBを数例検出したと明らかにした。
同相は「マレーシアでXBBが検出されたが、今のところ、最も重要な指標である入院率や死亡率の上昇にはつながっていない」と指摘。「今のところ心配することはない」としている。
その上で「保健省の職員は、現在、我々が持っている感染モデルに基づいて、患者数の増加の可能性について予測を立てている最中である。ディパバリ連休明けの週にはより正確な予測ができるようになるだろう」と述べた。
XBBは2022年8月にインドで見つかった組換え体。現在、インド、バングラデシュのほか、シンガポールなどでこの組換え体の検出数が増加しているという。
日本の研究者によると、「特にシンガポール保健省のデータによると新型コロナの感染者のすでに約半数がXBBによる感染例と推定される」ということだ。