ＭＣＯの期間は最低４週間で延長計画はない＝保健省-2021/01/26

保健省のノール・ヒシャム事務次官（衛生総監）は１月25日、現在発令されている活動制限令（ＭＣＯ）の期間を「最低４週間」として「それ以上延長する計画はない」と改めて述べた。
同事務次官は「（昨年３月の）ＭＣＯによるロックダウンの結果は十分なものであったが、国民の命と暮らしのバランスは取らなければならない」と説明。経済的影響を鑑みると４週間以上は難しいとの考えも示した。
同事務次官はまた、「政府が定めた標準運用手順（ＳＯＰ）を国民がしっかり守れば、ＭＣＯは必要はない」とも述べ、ＳＯＰの徹底的な順守を求めた。
さらに、感染者数が落ち着いてくれば５月までには新規感染者は２桁に収まるとも予測。ただ、ＭＣＯを解除した場合、最低３カ月は「条件付き活動制限令（ＣＭＣＯ）」を講じる必要があるとの見解も示した。
ＭＣＯは１月13日に５州３地区に再導入し、16日にクランタン州やサラワク州の一部にも発令した。感染者数がさらに増えたことから、政府は22日にサラワク州以外全土にＭＣＯを拡大し、２月４日までの期限としている。