首相　３期のワクチン接種プログラムを発表-2021/02/05

ムヒディン首相は２月４日、緊急のテレビ記者会見を行い、新型コロナウィルスのワクチンプログラムについて明らかにした。
プログラムは３期に分けて実施される。１期目は医療関係者ら50万人を中心に２月終わりから４月にかけて接種する。２月末には米国製薬会社ファイザー社からワクチン第１段が到着し、順次接種を開始する。
２期目は４月から８月までの間に高齢者や障がい者、感染がしやすい持病などをもっている人など感染リスクの高い人を中心とする。
３期目は２期目とかぶるが、５月から来年２月までで、18歳以上のマレーシア国籍を対象に接種する。すべての接種が完了すると総人口の80％にあたる２６５０万人がワクチンを受けたことになる。
首相はまた、全国にワクチンの保管場所と接種センター６００カ所以上を設けることを表明。公私立の医療機関のほか、スタジアムやホール、大学などにも設置うる。ワクチン接種プログラムとしてはマレーシア史上、「最大の規模になる」とも語った。
このプログラムを進めるため、首相はカイリ科学技術・イノベーション相をワクチン接種プログラム調整担当大臣に任命したことも明らかにした。