ナイジェリアの変種株を発見　ドバイからの渡航者から-2021/03/08

保健省のノール・ヒシャム事務次官（衛生総監）は３月７日、ナイジェリアの変種株「Ｂ１・５２５」をクアラルンプール国際空港（ＫＬＩＡ）から入国した外国人２人の検体から発見したことを明らかにした。
この２人はインド国籍の夫婦で６歳の子どもと一緒に入国。金融機関で働くために渡航した。アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）のドバイで２年働き、マレーシアに移ってきた。ＫＬＩＡでＲＴ－ＰＣＲ検査を受けた結果、夫婦とも陽性だったという。症状はなく、２人はすでに２月中旬までに治療を終えた。
この変種株は昨年12月に英国とナイジェリアで発見され、感染力が強いとみられている。事務次官によると、免疫力を下げる可能性もある。
医療研究所（ＩＭＲ）は２人から採取した検体の全ゲノム配列を解析し、３月４日に完了。この解析から変異種があったことが判明したという。