ワクチン接種２回の完了まで渡航者は隔離＝政府-2021/03/09

カイリ・ジャマルディン科学技術・イノベーション相は３月８日、新型コロナウィルスのワクチン接種が２回終了するまでは海外からの帰国者や渡航者を隔離させる必要があるとの見解を示した。
隔離免除策については現在、世界保健機構（ＷＨＯ）がガイドラインを作成中で、マレーシア政府もそれに従うとしている。「現行ではまだガイドラインがないため、これまで通りの10日間の隔離となる」と同相は説明した。
ムヒディン首相が現在、中東を訪問中だが、首相も例外ではないとも述べた。
また、アダム・ババ保健相は今年の巡礼（ハジ）参加者がメッカへの渡航前に接種が必要かどうかを問われ、「確認が必要」と述べるにとどめた。
サウジアラビアは毎年３万～５万人の巡礼者枠をマレーシアに付与するが、同国政府が巡礼にはワクチン接種が必須と決定した場合は同相はそれに従うとも話した。接種が求められるのであれば、５月から巡礼者向けの接種を開始したい方針も明らかにした。