外相　シンガポールと緊急出入国要件で合意-2021/05/03

マレーシア政府とシンガポール政府は５月２日、死亡・重症患者が発生した場合の両国間の緊急訪問（ＤＣＥＶ）に関する手続きと出入国要件について合意した。５月17日から導入される。
弔問や重症患者といった緊急時のための両国間の往来を促進するための枠組みで、詳細については両国の出入国管理局が近く発表する。
ヒシャムディン外相は１日にシンガポールのバラクリシュナン外相の招きで初訪問した際に決まった。
ヒシャムディン外相はまた、ムヒディン首相が２日から予定だったシンガポールへの訪問を中止すると発表した。マレーシア国内での感染者が激増しているためで、年内の訪問を再設定するとしている。
首脳会談ではマレーシア人労働者のシンガポールの往来要件について話し合われる予定だった。同相は「この状況では話し合う環境にない」として６月の国境再開は事実上難しいとの認識を示した。