AZワクチン先着順接種の実体験レポート-2021/05/19
2021.05.19 コロナ新型コロナウイルス対策のワクチンについて、先に英製薬大手アストラゼネカ(AZ)製の希望者接種が始まった。1回目の希望者接種は5月2日正午から募集が実施され、3時間あまりで枠が満杯になった。すでに2回目の希望者接種の募集予定も決定している。
大規模接種は、クアラルンプール世界貿易センター(WTCKL)、マラヤ大学(UM),、マレーシア国民大学 (UKM)、 アイデアル(Ideal)コンベンションセンター (IDCC)の4会場で実施されている。
特に、クアラルンプール世界貿易センター(WTCKL)ワクチン接種センター(PPV)では5月15日から1日当たりの目標接種回数8,100回に増加。予約なしで勝手に訪れる市民などが押しかけ、混乱が生じている。
Mタウンではこのほど実際に接種を行った日本人男性に話を聞くことができた。それによると、「会場内には多くのボランティアがおり、受付、スムーズな流れ作業上の誘導があり、英語が不自由な人でも心配がない」とした上で、「感染追跡等に使われているアプリMySejahteraのシステムは、事前にいつでも接種会場や日時が確認できる、接種会場でも随時アプリを使ってQRコードを読み取ることで進捗が確認できる」と接種はスムーズに進められると話している。
日本政府は5月20日にもアストラゼネカ製について特例承認を行う予定。マレーシアにおいて日本政府が承認するワクチンの接種ができることは今後の接種者への緩和措置を認めるに当たり追い風になることが期待される。