医療協会　大規模検査などを政府に提案-2021/05/21

マレーシア医療協会（MMA）のスブラマニアム会長は5月20日、政府に対してスランゴール州の感染者の多い地区で大規模な検査などを実施するよう強く求めた。
同会長は「この感染者数の増加は標準運用手順（SOP）を守っていないためだ」と指摘。このため、感染者の多いすべての地区の全住民にRTK抗原検査を実施し、陽性者と濃厚接触者を特定して隔離すべきだと主張した。
また、医学部の学生や看護学生も地区保健局に派遣してサポートすることも同会長は提案した。基礎知識がある学生はすでに疲弊している医師や看護師をサポートすることができるとしている。
さらに、ワクチン接種の第2期目でワクチン接種を手伝うことで登録した民間開業医2500人を全員利用できるようにすることも提案。すでに5000人の開業医とそのスタッフがワクチン接種の研修を受けているが、実際にワクチン接種をしている開業医は現在37人にとどまっている。開業医2500人がワクチン接種に加われば、1日あたり7万5000人に追加で接種できるとしている。