ワクチン接種　8月から1日30万人を目標-2021/06/10

カイリ・ジャマルディン科学技術・イノベーション相兼ワクチン接種プログラム調整相は6月9日、ワクチン接種者数を8月から1日30万人に引き上げる目標を示した。7月には1日あたり20万人に引き上げる。現在の目標数は1日15万人。
同相は「引き上げた目標が達成できれば、10月までに国民の80％が接種を完了することができる」とも語った。
6月7日現在で2回のワクチン接種を終えた人は113万5157人。一方、1回目の接種を終えた人は約250万人。
同相はまた、スランゴール州に対してワクチン接種本数の割当を約25％に引き上げると述べた。現在は17％にとどまっている。
同州のスルタンが8日に「人口が650万人いるにもかかわらず、1日現在で約61万回分しか割り当てられていないのは不公平だ」と異例の苦情を申し立てていた。事前には290万回分と伝えられ、あまりの少なさに「ショックを受けた」とも述べた。
同相の発言はこれに対する対応で、「大規模接種センターの設置を始めているため、ワクチン接種本数を増やしていく」と説明。今月には製薬会社からの供給数が増えるため、同州を含む人口の多い首都圏での接種数を増やすことができるとも語った。