新型コロナ　重症患者の3分の2に後遺症-2021/06/14

保健省はこのほど、新型コロナウイルスに感染して重症となった患者のうち3分の2に後遺症が12週間以上にわたって残っていると発表した。
重症者とは人工呼吸器を必要とするレベル４と複数の内臓が深刻な状態に陥ったレベル5の感染者。同省の調べでは1004人のうち66％に上る人が完治後も倦怠感、活動中の呼吸困難、不眠、咳、不安感の5つの症状のいずれかに悩まされている。
これらは代替診断でも説明がつかないとしており、各人の症状による治療を施すほか方法がないとも説明した。
完治後もこういった症状がある場合は医療機関で迅速に診察・治療を受けるよう呼びかけた。また、同省は完治後の元患者の状況も今後注視していくとも述べた。
英国でも同様の内容の調査結果が出ており、当初考えられていたよりも後遺症が深刻であることを裏付ける結果ともなった。